数字が読めない幹部を、数字で動く幹部に
こんにちは!
Team Co株式会社 戦略コンサルタントの筒井 康志です。
このブログは
「年商数億を数十億に成長させたい経営者の皆様へ数億特有の経営課題を解決するポイントを、お届けしています」
「うちの店長、数字が読めないんですよ」
10店舗ほどを展開する社長が、
ため息まじりに言いました。
月次の資料を渡しても、反応が薄い。
売上や利益が落ちても、誰も気づかない。
「現場さえ回っていればいい、という空気なんです」
事業が伸びている会社で、よく聞く悩みです。
でも、原因は店長の能力ではないことが、ほとんどです。
●「読めない」のではなく「使ったことがない」
店長が数字に弱いのは、
その人の問題ではありません。
多くの場合、
数字を使って判断したことがないだけです。
渡されるのは、たくさんの数字が並んだ資料。
どこを見ればいいのか、わからない。
だから、見るのをやめてしまう。
これは、能力の問題ではなく、数字の見せ方の問題です。
●まず「一つの数字」に絞る
私は、その社長にこう提案しました。
「店長に意識させる数字を、まず最も重要な一つに絞りましょう」
選んだのは、顧客の継続率でした。
毎月の会議で、店長に問いかけます。
「自分の店舗の、先月の継続率は何%でしたか?」
最初は、答えられません。
けれど、二か月もすると変わってきました。
ある店長が、こう言い出したのです。
「新規のお客様は取れているんですけど、
三か月くらいで辞める人が多いんですよね」
数字と判断がつながった瞬間でした。
●数字を「絞る」と見えてくる
店長が数字で動かないのは、
数字が多すぎるからかもしれません。
たくさんの数字を見せると、
どれを見ればいいか、わからなくなる。
一つに絞ると、その数字で考え始める。
一つ扱えるようになれば、
次の数字とのつながりも、自然と見えてきます。
継続率の次は、一人あたりの単価。
その次は、メンバーの稼働率。
階段を一段ずつ上るように、
数字が、よりクリアに見えてきます。
大事なのは、最初から全部を求めないことです。
もし今、
・店長が数字に関心を持たない
・利益が落ちても、誰も気づかない
・数字は社長任せになっている
と感じるなら、
まず「一つの数字」を、全員で追ってみませんか。
数字が読める幹部とは、
難しい分析ができる人ではありません。
数字の意味を理解し、
自分で判断して、動ける人です。
まず、どの数字に絞るか。
そこから、考えたいですね。