違和感は、次のステージへの入口
こんにちは!
Team Co株式会社 戦略コンサルタントの川原茂樹です。
このブログは
「年商数億を数十億に成長させたい経営者の皆様へ数億特有の経営課題を解決するポイントを、お届けしています」
経営をしていると、
なんとなく気になることがある。
でも、うまく言葉にできない。
そんなときがあります。
今日は、ある社長との会話の中で、
その違和感が少しずつ言葉になっていったお話です。
あるクライアントとの経営戦略会議を終え、
一段落して、雑談していたときのことです。
ふと社長から、こんな言葉が出てきました。
「幹部が、今ひとつ受け身な感じがするんですよね」
「受け身、というと?」
社長は少し考えながら、
「いや、言ったことはやっている」
「むしろ真面目なんですよ」
「でも、それだけなんです」
「それだけ… というと?」
「本当にこれでいいのかな、とか」
「もっとこうした方が良くないですか、とか」
「そういう話が出てこないんです」
私は続けて聞いてみました。
「なるほど、少し物足りない感じですかね」
「社長が期待していることって、何ですかねぇ?」
すると社長は少し考えて、
「もっと踏み込んでほしいんですよね」
でも、すぐに首をかしげます。
「いや… 違うな」
しばらく考えて、
「今でも悪いわけじゃない」
「みんな頑張ってるし」
「でも、もっとイケると思うんですよ」
さらに言葉を探しながら続けます。
「もっと良くしたい、とか」
「もっとできるんじゃないか、とか」
「そういう意志が感じられないのかなぁ」
その言葉を聞いて、 社長が本当に伝えたかったことが、 少しずつ形になってきたように感じました。
私は、その言葉を確かめるように返しました。
「なるほど」
「幹部が動いていないわけじゃない」
「自分ごととして、会社をどうしていきたいか」
「その意志を見せてほしい、と」
社長は少し黙ったまま、何度かうなずき、
「あ、それかもしれません」
少し考えてから、
「言いたかったのは、そっちの方ですね」
「受け身とか、そういうレベルの話じゃなくて、
もう一段上の『当事者意識』を持ってほしかったんだ」
「これが、ちゃんと伝わるようにしたいなぁ」
と話してくれました。
以前なら、
「まずは方向性を揃えよう」
がテーマでした。
でも今は違います。
会社の方向性が定まり、みんなで動けるようになった。
だからこそ、社長はその先を見ていたのです。
最初は「受け身だ」と感じていた違和感が、
話しているうちに、
「もっと会社を良くしたい」
「もっとできるはずだ」
「幹部にも、そんな当事者意識を持ってほしい」
社長が本当に伝えたかった想いが、
少しずつ言葉になっていきました。
そして最後に、
「ああ、そういうことか」
と笑っていました。
違和感は放っておくと、
ただのモヤモヤで終わってしまいます。
でも、あえて言葉にしてみると、
何が気になっていたのかが、少しずつ見えてきます。
何度も問い直す中で、 言葉の解像度が上がっていく。
本当に伝えたかったことが明確になり、 相手への向き合い方も、少しずつ変わっていきます。
違和感に気づいたとき、
まずは、言葉にしてみる。
そして、誰かと一緒に問い直してみる。
その先に、
次のステージへの入口が見えてきます。