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社員から、何を相談されますか?


こんにちは!
Team Co株式会社 
戦略コンサルタントの川原茂樹です。

このブログは「年商数億を数十億に成長させたい経営者の皆様へ
  数億特有の経営課題を解決するポイントを、お届けしています」

■ 社員から気軽に相談される

ある会社で、こんなやり取りがありました。
「社長、A社とB社から見積りが来ました。 
どちらにしましょうか?」

社長が聞き返します。
「あなたは、どっちがいいと思う?」
すると社員は、困った様子で、
「えっ……。それを社長に相談しようと思って」

別の日には、
「この会社に見積り依頼を出していいですか?」
と聞かれ、
「いやいや、そんなこと確認しなくていいから、 
早く見積り取ってよ(笑)」

となったそうです。

社員から気軽に相談されるのは、
決して悪いことではありません。

何も言わずに進めるより、
一歩進める前に相談できる関係は大切です。

ただ、相談されているから安心、
とも言い切れないように思います。

半年前も「どうしましょう?」
今も「どうしましょう?」
相談の中身がずっと変わらないとしたら、
社長は忙しくなるばかりです。

社員から、どんな相談が来るかを見ると、
「誰がどこまで考え、判断しているのか」
その会社の現在地が見えてきます。

■ その相談、いつまで続けますか?

社員が30分悩むことでも、
経験のある社長なら、すぐに答えが出る。
「A社でいこう」「今回は値引きしよう」
「この案件は受けよう」

でも、これを繰り返していると、
「迷ったら社長に聞けばいい」
という空気になっていきます。

もし、「そんなことまで聞くなよ」
と思うような相談が多いとしたら、
それは、本当に社員の問題なのでしょうか。

どこまで自分で決めていいのか。
何を基準に判断すればいいのか。
どこから先は相談してほしいのか。

社長の期待や判断基準が、
社員に十分伝わっていないのかもしれません。

だからといって、
「もう自分で考えて」
と急に丸投げしても、社員は固まってしまいます。

任せるか、任せないか。
そんな単純な二択ではないのです。

■ 相談のレベルを、少しずつ上げていく

最初は、
「見積りを取っていいですか?」

次は、
「A社とB社なら、どちらがいいですか?」

そこから、
「A社とB社を比較した結果、 
今回は○○を優先して、A社で進めたいと思いますが、
何か見落としはないでしょうか?」

そして、任せられる範囲なら、
「A社で進めました。結果はこうでした」

と変わっていく。

社員の成長に合わせて、
「どこまで自分で考えるのか」
「どこまで自分で決めていいのか」
その期待値と判断基準を、
一緒に話し合いながら、少しずつ引き上げていく。
そんなプロセスが必要です。

実際にご支援している会社を見ていても、成長の速い会社ほど、
「こう考えています。この方針で進めたいです」
と、社員の方から一歩踏み込んできます。

時には、
「いや、そこはまだ任せてないよ(笑)」
というくらい。
社員の方から、一歩先のことまで考えて、動き始める。

そんな人が増えてくると、
社長一人に判断が集中する状態から、
組織の中に「判断できる人」が増えていきます。

会社のスピードは、
こういうところから変わっていきます。

■「相談すべきこと」を判断できる力

ただし、何でも勝手にやっていいわけではありません。

目の前の判断だけを見れば、
自分で決められることでも、

「取引先にどんな影響があるだろう」
「他部署にも関係するのでは」
「一度進めたら、簡単には戻せないかもしれない」
と視野を広げると、

「これは自分だけで決めない方がいい」
と気づくことがあります。

これも、重要な判断力です。

実際にクライアント先でも、
「どこまで任せるのか」は、よく話題になります。

社長は「そこは自分で決めていい」と思っている。
一方、社員は「そこまで任されているとは思わなかった」。

私が間に入り、双方の話を聞いてみると、
こうしたズレが意外と見つかります。

社員の立場では、多少わからないことがあっても、
「わかりました」と言ってしまうことがあります。

「それはどういう意味ですか?」
「どこまで自分で決めていいのでしょうか?」と、
一歩踏み込んで社長に確認するのは、意外と難しい。

一方で社長も、
「前にも伝えたから、分かっているはず」
と思うことがあります。
だから、こうしたズレは社内だけでは気づきにくいものです。

そこで私は、
「なぜこれは相談してほしいのか」
「逆に、なぜこれは自分で決めていいのか」
と双方に問いかけながら、
判断基準や、どこまで任せたいのかを一緒に整理していきます。

こうした対話を繰り返すうちに、社員の方から少しずつ、
「これは自分で判断します」
「ここは影響が大きいので相談します」
という言葉が出てくるようになります。

自立とは、相談をゼロにすることではありません。
自分で決められることは、どんどん決めていく。
そして、必要なときは、積極的に相談する。

大切なのは、
相談すべき境界線を見極められることです。

最近、社員からどんな相談を受けたでしょうか。

半年前と比べて、
その相談の中身は変わっているでしょうか。

そして、半年後、
あなたは社員から、
どんな相談をされていたいでしょうか。

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