AIで速くなる会社、迷う会社
こんにちは!
TeamCo株式会社 戦略コンサルタントの野村修一です。
このブログは
「年商数億を数十億に成長させたい経営者の皆様へ
数億特有の経営課題を解決するポイントを、お届けしています」
● 交流会で言われた、ひと言
先日、交流会である社長と名刺交換をして、
少し立ち話で、私の仕事をお伝えしたときのことです。
「1億企業を10億企業にすることが得意なんです」
そう言うと、社長が間髪入れずに聞いてきました。
「具体的には?」
そこで私はこう答えました。
「経営のボトルネックを特定して、数字を伸ばすための優先順位を決め、
現場が回る“型”に落とす支援をしています」
するとその社長が、名刺を見ながら言いました。
「今のAIは優秀だから……
正直、コンサルって必要ないんじゃないですか?」
たしかに、今のAIは優秀です。
提案書の叩き台、議事録の要約、比較表づくり。
“手間がかかる作業”はどんどん減っていく。
だから、AIを活用するという発想自体は自然なことです。
でも、ここに大事なポイントを見落としている可能性があります。
AIが強いのは「量と速度」です。
・文章を10案出す
・切り口を変えて作り直す
・過去資料を整理して要点をまとめる
・想定Q&Aを一気にリストアップする
AIを活用することで、試行回数は爆増します。
営業も人事も、打ち手が増える。
ただ、選択肢が増えるほど問題も起きます。
「で、結局どれを採用する?」
「今月は、何を優先して進める?」
この“決断の負荷”が跳ね上がるんです。
● クライアントに「絶対に必要」と言われた場面
また別のクライアントから、以前こんな言葉をもらったことがあります
「AIは使います。正直、作業はAIで十分です。
でも、野村さんは絶対に必要です」
理由を聞くと、こうでした。
「AIで、0→1のたたき台は作れる。
でも、決める際に社内だけだと揉める
そして、結果に結びつかない。」
この会社は、AIで提案パターンが増えた結果、
営業・商品・採用、全部の“やりたいこと”が同時に走り出していました。
やる気はある。素材もある。
でも、限られたマンパワーをどこに突っ込むかが決まらない。
そこで必要だったのは、ノウハウではなく、
論点整理と優先順位の決定でした。
○ AIとコンサルの役割分担
ここまでを整理すると、役割はこう分かれます。
AI:素材を増やす
・叩き台を作る
・パターンを出す
・整理して見える化する
コンサル:勝ち筋を一本に絞る
・目的(追いかける数字)を決める
・優先順位を決め切る
・現場が迷わない“型”に落とす
AIはアクセル。
コンサルはハンドルと地図。
アクセルだけ踏むと、速いけど迷います。
● 成長する会社は、ここで差がつく
AIを導入するとき、最初に決めるべきなのは、ツールではありません。
「数字を1つ決めること」です。
なぜなら、AIは優秀すぎて、できることが増えます。
選択肢が増えるほど、社内は迷います。
迷えば、会議が増えます。
そして一番高いコスト
社長の意思決定の体力が削られます。
だから最初に、これだけ決めてください。
今年(今四半期)は、どの数字を伸ばすのか。
・商談数を増やす
・受注率を上げる
・平均単価を上げる
・継続率を上げる
・納品キャパを増やす
大事なのは、同時に全部は狙わない、ということ。
追いかける数字を1つに絞ると、驚くほど成果が出ます。
AIのアウトプットが「それっぽい案」から、
「勝ち筋に向かう弾」に変わるからです。
そしてコンサルの価値も、はっきりします。
助言ではなく、
その数字を動かすための優先順位の決定と
現場が迷わず回せる 型づくり に集中する。
AIはアクセル。
コンサルはハンドル。
行き先(数字)を1つに決めた会社から、10億に近づきます。