融資が通る企業の共通点
こんにちは!
Team Co株式会社 戦略コンサルタントの野村修一です。
このブログは
「年商数億を数十億に成長させたい経営者の皆様へ数億特有の経営課題を解決するポイントを、お届けしています」
私の社会人のスタートは、
信用金庫で融資を審査する側でした。
反対に、事業会社に転職し、総務部長をしていたときは、
何億円という融資を申し込む側を20年以上経験し、
そして今は、コンサルタントとして融資に関わっています。
そんな中から今回は1つ事例をお話しできればと思います。
その会社は、
直近の決算で利益が出ていましたが、
債務超過の状態で、
メインバンクへ相談したところ、
融資は難しい状態でした。
しかし、社長は成長意欲が高く、
会社を成長させるためには、
今期の資金調達が必要とのことで、
当社で支援させていただきました。
■夕方の1本の電話
夕方、福岡で戦略策定に関する会議をしていたタイミングで電話が鳴りました。
番号を見ると、資金調達のご支援をしていたクライアントからでした。
電話に出ると、少し弾んだ声が聞こえてきました。
「野村さん、〇〇信用金庫より4,000万円、承認が通りそうです。」
その一言に、
2ヶ月の資料整理&資料作成、
3つの金融機関との面談のための準備、
そして“申込のタイミング”まで含めたプロセスが
一気に蘇りました。
電話の声には、安堵と嬉しさが混ざっていました。
こちらまで肩の力がふっと抜ける瞬間でした。
ポイントは3つ
①ストーリー(戦略)
クライアントからの最初の依頼は、
3,000万円の資金調達を目指すというものでした。
そのために、
・金融機関が評価するポイントを整理し
・21ページの説明資料と事業計画書を作り
・資金繰り表を整え
・クライアントへ“説明の仕方”まで指導し
・そして“申込時期の判断”まで踏み込む
ということをしました。
融資というのは、
過去の業績だけで決まるものではなく、
未来のストーリーの組み立てが大事です。
②タイミング
実は“いつ申し込むか”が勝負を分ける
今回は、債務超過という難しい案件だったため、
金融機関が借りてほしい
タイミングで申込みました。
③資料の完成度
申込資料には必ず記載しないといけないポイントがあります。
金融機関は、
担当者が稟議書を書き、上司が決裁をする。
担当者が上司に上げやすいように、
ポイントを押さえることが重要となります。
この3つのポイントを押さえた支援をしたことで、
社長一人では難しかった資金調達を実現することができました。
■結果:4,000万円の資金調達。そして次の挑戦へ
目標の3,000万円に対し、
一度断られた状況から、承認されたのは4,000万円。
この4,000万円が
“売上アップのための投資”に踏み切る後押しとなり、
社長は明るい表情で次の打ち手を話していました。
融資は「延命」ではなく、
未来への助走をつくるもの。
今回の結果は、その象徴でした。
■融資が通る企業に共通するもの
複数の金融機関と接触していると、
毎回強く感じることがあります。
それは、
中期の事業戦略を、
根拠を持って語れる企業ほど、融資に強い。
逆に中長期の筋道が、
ざっくりしていたり曖昧だと、
金融機関はどうしてもリスクを高く見積もります。
金融機関が見ているのは
「過去の数字」はもちろんですが、
“未来の数字の根拠”です。
そして、今回のように
「ストーリー(戦略)× タイミング × 資料の完成度」
この3つが揃うと、承認確率は一気に上がります。
融資を受けたいけど今の状況で受けられるか、
プロの視点で一緒に考えてほしい方、ご相談ください。