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経営者が見るべき“未来の数字”

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こんにちは!
Team Co株式会社の戦略コンサルタント 野村修一です。 
このブログは
 「年商数億を数十億に成長させたい経営者の皆様へ数億特有の経営課題を解決するポイントを、お届けしています」

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先日、ある経営者の方とお話ししていて、
こんな会話がありました。

「うちの経理は数字に強くて、毎月きちんと経営数字を作成してくれるんですよ。」

「それは素晴らしいですね。どんな資料を作っているんですか?」

「試算表はもちろん、社内の資料も全部まとめてくれています。」

「試算表まで社内で作っているのは、凄いですね」
でもそれは、“過去の数字”ですよね。
未来に向けた提案はどうですか?」

「……それは特にありません。」

このような話、よくあります 。

私自身、総務部長として20年近く現場にいたので、
経理の思考パターンはよく理解しています。

「正確な数字を出す」
(後から修正は、絶対にない)
 これが経理の使命!(だと思ってます…)

しかし、経営者が見るべき数字は、少し違います。

それは、
将来の経営判断を、できる限り早く行うための“未来の数字”です。

「現状把握の早さが、経営を加速させます」
そのためには、数字を早く把握できる仕組みが欠かせません。

多少の誤差があっても、経営判断に影響がない範囲であれば、
“正確さ”よりも“スピード”の方が大切です。

たとえば飲食店なら、
毎日の売上推移を見て
「最近調子がいいな」
「利益が少し落ちてきたな」 と分かっても、
理由に関しては、数字から読み取れず、
感覚的に判断してしまっていることが多いのです。

数字は毎日把握している!と思っていても、
経営判断に数字を活かせていないとしたら
数値管理ができているとは言えません。

本当に必要なのは、
数字の“変化”から次の行動を導くことです。

数値管理する際には、
次の3つのポイントを確認してください。
1.何の数字を見るかを決めること
 例:「人件費が売上の何%か」
   「お客様1人あたりの単価はいくらか」
   さらに、その数字の推移や変化率、など
2.数字をチェックするタイミングを決めること
 月1回のチェックでは遅すぎます。
週1回、あるいは毎日でもOK。
 “早く気づく”ことが大切なのです。
3.数字をもとに行動を決めること
 感覚的ではなく、数字に基づいて次の行動を判断する 。
 

数字は正直です。
だからこそ、数字を見れば
「今やるべきこと」が自然と見えてきます。

これは、経理にはない「経営者の視点」です。

逆に、この視点を持たないままでは、
会社の成長スピードに大きな差がついてしまいます。

成長企業の経営者たちとお話すると、
専門家を上手に活用し、「経営判断のスピード」を
飛躍的に高めています。

“過去の数字”だけではなく、
“未来の数字”をしっかり見る。

そこが成功する会社の共通点なのです 。

一度、社内で行っている数値管理を
今回お伝えした「3つのポイント」でチェックしてみませんか?

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