数字にこだわる組織とは?
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こんにちは!
Team Co株式会社 戦略コンサルタントの川原茂樹です。
このブログは
「年商数億を数十億に成長させたい経営者の皆様へ
数億特有の経営課題を解決するポイントを、お届けしています」
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先日、ある介護サービス会社での出来事です。
その会社は、社長も社員も真面目で、人柄もいい
朝礼では元気な声が出るし、会議でも前向きな言葉が飛び交う
一見すると、雰囲気のよい“頑張るチーム”でした。
ただ、どこかで空回りしている
やる気がないわけではないのに、なぜか“やらされ感”がにじむ
月次会議で数字の話をしても、「頑張ります」と答えるものの
その言葉の奥に“意思”が感じられません。
社長はため息まじりに、こうつぶやきました。
「うちの社員はいい人ばかりなんですけどね…」
● 実は、“数字の意味”がわかっていない
この会社に足りなかったのは能力でも意欲でもありません
ただ一つ
【 誰も、数字の“意味”が、つながっていなかった 】
目標はあっても、「なぜ必要なのか」が曖昧なまま
会社のビジョンと数字が結びついていないため
どうしても“ノルマ”として受け止められてしまう
真面目な社員ほど違和感に気づけず
無意識にムリをしてしまう
これは多くの中小企業で見かける現象です。
● 空気が変わる瞬間
初回の全体ミーティングで、私は静かに問いかけました。
「皆さんが頑張っていることは、社長から何度も伺っています。
でも、目標を達成できず、苦しい思いをしているようです。
ここで一つだけ、確認させてください。
“この数字を達成すると、何が実現できるのか?”
誰か、言葉にできますか?」
シーンとなり、沈黙が続きます
誰も目を合わせず、固い空気だけが流れる
社長が少し苦笑いしながら言いました。
「そう言われると…きちんと説明していなかったかもしれませんね」
私は続けます。
「この数字は、ただのノルマではありません。
皆さんが日々やっているサービスは、
お客様から高く評価されています。
その品質を維持し、さらに高めるは、次の投資が必要です。
その資金を生み出すために必要な数字なんです」
社員の表情が、少し変わりました。
「たとえば、新しく構想しているサービス、ありますよね。
あれ、本当に良い案だと、私も思います。
でも実現させるには、今期の利益が必要です。
つまり、この数字を達成することは、
“皆さんが望む未来を、前倒しで実現すること”に
つながっているんです」
● 数字が“自分ゴト”に変わった瞬間
その時でした。
若手社員が、そっと手を挙げます。
「…だったら、僕、この数字のとりまとめを担当します。
新サービス、ずっと実現したいと思っていたので」
一気に、空気が変わりました。
隣の社員が、すぐに続きます。
「私も一緒にやります
ここ改善すれば、もっと数字いけると思うんですよ」
さらに別の社員
「じゃあ、この業務の見直し、私がまとめますね
そこで時間が浮いたら、もっとお客様との時間を増やせるので」
社長は静かにうなずきながら、
少し目を潤ませていました。
指示していないのに、チームが自ら動き始める。
これこそ、会社の数字が“自分の数字”になった瞬間です。
● 数字の“意味”にこだわる組織へ
その日を境に、この会社は変わりました。
・会議は“数字を追う場”から“意味を語る場”へ
・社員同士がヨコで連携し、互いを支え合うように
・新サービスの実現時期を全員で語るように
目標の数字は「会社の都合」ではなく
“自分たちが実現したい未来”へとつながりました。
数字にこだわる組織とは、
厳しい管理をすることではありません。
高い目標を押し付けることでもありません。
数字の意味を語り、
社員が自分の言葉で“今と未来のつながり”を語れる組織です。
数字は、人を操る道具ではなく、未来を切り開く言葉です。
あなたの会社にも、本気になりたい社員が必ずいます。
ただ“数字の意味”がつながっていないだけです。
そのつながりをつくること
その瞬間をチームで共有すること
そこから、本当の成長が始まります。
もし今、あなたの会社が、
・本気になり切れていない
・がんばっているのに、成果が積み上がらない
・空回りしている
と感じているなら、
一度、“数字の意味”から整えてみませんか?
私たちは、その変化の瞬間を何度も見てきました。
そして断言できます。
数字の意味がつながった組織は、必ず強くなる。
その変化を、一緒につくりましょう。